フェノキシエタノール

防腐剤について

こんにちは ふくです
防腐剤の効力について少し
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化粧品の作成依頼や問い合わせを受けるときによく
聞かれるのが天然の防腐剤で作れませんか?、防腐剤フリーで
作れませんか?とよく言われます 
基本的にmuseの考え方は防腐剤の種類も大事ですが
何を使うかよりもよりもちゃんと防腐されていることの方が大事だとお話します
特に天然の防腐剤はロットによって防腐力が変わる可能性が
大きいので必要以上に防腐剤を配合する必要があったり
会社によっては(結構大手です)防腐効果のある
保湿剤を使って防腐剤フリーを謳っている会社もあります
(近いうちにmuseでも依頼があればやってみようかと思ってますが・・・)
ただ それなりに配合量は必要みたいです

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 防腐剤がどのくらい作用しているかを表しているデータなのですが
(データをとる場合、検体に大腸菌などの細菌を植え付けた後どのくらいで
菌が減っていくかをグラフにしています)
まず 物体が腐敗するという現象はいろんな菌やカビ、酵母などが
関係していて1種類の防腐剤よりも複数組み合わせた方が
幅広く、少量で防腐できる可能性が高く安全性が高まります
ちなみにグラフのC社とD社は菌の減り方が急激で防腐剤過多と
思われます

天然系の防腐剤を使用した場合の防腐剤配合量は
5%くらい必要ではないでしょうか?(当然何を使うかで変わってきますが)
パラベンの混合品(パラベンにもいろんな種類があります)の場合
0.1~0.3%くらいで防腐力が保てます

実はパラベンは食品にもかなり使われていてわかりにくいのは
パラオキシ安息香酸という風に同じものでも名称が
違うからなんです


では何故 パラベンやフェノキシエタノールなどが嫌われるのか?
化粧品を製品にした時に使用中に腐ったり、カビが入ることは
当然 致命傷なわけで ついつい必要量以上に
防腐剤を配合してしまうことがあるんです
(特に昔はその傾向が強かったようです)
その辺が現在の無添加化粧品とかの信仰につなっがるようです
いつも ブログで書いてますが何が入っているか?ということも
非常に重要ですがどれだけ入っているかも同じだけ重要だということ
だと思います
今回の記事は真面目すぎましたかね ?
また 更新いたします 
いらうシャンプー よろしくお願いいたします

防腐剤

こんにちはふくです
防腐剤について少し化粧品を設計する場合に共通の重要な要素に
防腐剤の選定があります

化粧品についてこだわる方の中に パラペンが入っているとか
合成防腐剤が入っているからダメとか こんな話をよく聞きますが
いかがなものでしょうか?

シャンプーを作り始めたころ、試作のシャンプーを防腐剤を入れずに自宅
に持ち帰り泡立ちや質感のテストをしていました、1週間くらいで腐って
匂いが変わってきましたね(独特です)シャンプー等お風呂場で使用するものは
特にしっかり防腐をする必要があります
ポンプ容器も押すたびに空気が入って風呂場のカビいっぱいの蒸気が入っていきます

この画像は 天然由来の防腐剤で防腐はしてあるけど、黴(カビ)に対して
効力の弱い防腐剤を使用してます
1か月くらいから黴が発生してきてしばらくするとカビだらけになりました
匂いは見せられないけど黴は見えるのでわかりやすと思います


以前見た ブログで天然成分の化粧品の容器にカビが出て拭き取って使っています
カビが出るくらい安全な化粧水ですなんて書いてあるのを見たことがありますが
カビや


化粧品の防腐は使用期限のあるものを除き、未開封で3年開封後は1か月で使い切るのが
基本ですが使い方によってはその間にも汚染されることもあります
たとえば一度手に取ったものを戻したりする、その場合には雑菌が混入することも多々あります
混入した菌等が繁殖しないもしくは菌を殺す役目をするのが防腐剤です
自然由来の防腐剤とかもよく言われますが、自然界のものは安定性に問題があったりするので
量を多くする必要があります
また先ほどのブログの話もそうですが天然由来の防腐剤の欠点は
バラツキが多いようです ということは量も必然的に多くする必要があり
刺激につながる可能性も出てきますしコストも高くなります
という理由により museでは天然の防腐剤は助剤として
使用することはあってもメインの防腐剤としては採用しない方針です

いらうシャンプー よろしくお願いいたします



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 今日のねこちゃん^^
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